琵琶湖周辺の河川でよく見るお魚トップテン (うおの会調査による)

1位 ヨシノボリ 類

 

ヨッシーと呼ばれています。たいていどこの川にも水路にもいますが、時々見かけない場所が
あると妙に不安になります。泳ぐよ
りも水底や壁に張り付いてじっとしています。おなかに吸盤があるので、できる技です。琵琶湖
には数種いるのですが、見分け
が難しいので調査では一括して扱っています。

2位 カワムツ  

 

群れをつくって泳ぎまくっています。目印は上からみたときにわかる背中の黄色い点です。近
縁のヌマムツと区別するのは難し
く、うおの会ではこれができないと一人前ではありません。7位のオイカワと一緒で、見える魚
は捕まらない。網ですくうにはうお
の会ならではのテクニックが必要です。

3位 カネヒラ 

 

いわゆるボテの類ですが、鰓蓋の後方に青い三角印があるので見分けられます。ボテの中で
は大型の方で、繁殖期のオス
は美しい婚姻色を帯びます。(注)ここ数年うおの会ではカネヒラの稚魚調査を行ってきまし
た。そのためカネヒラの目撃件数

特に多くなっていますが、稚魚が多くみられる割に成魚はあまり見つかりません。多くが捕食さ
れていると思われます。

4位 オオクチバス

 

ご存知、琵琶湖の在来魚を捕食している特定外来種です。生きたままでの運搬は国の法律で
禁止されています。加えて琵
琶湖では釣り上げた魚のリリースも禁止です。かわいそうですが、在来魚の生存のため法律を
守ってください!

5位 ドンコ  

 

ヨシノボリと同じく川底でじっとしていることが多いです。頭でっかち(三頭身)で、背中に蝶々の
模様が三つ並んでいます。い
かにもドンコという感じ。 韓国では絶滅危惧種だそうです。

6位 ドジョウ  

 

泥にもぐっていることが多いので、水深数センチの溝や魚がいないと思ったところでひょっこり
見つかります。泥ごと救い上げるの
が捕獲のコツです。田んぼで泳いでいることもあります。 滋賀にはマドジョウのほか、シマドジョ
ウ2種、スジシマドジョウ、アジメ
ドジョウ、ホトケドジョウが生息しています。

7位 オイカワ

 

夏はオスが色づいてきれいです。体に虹色の縞模様がでます。結構汚い水でも平気なので、
街中の川にもたくさん居ます。
ただムツ類と一緒ですばやいので、捕まえるのは一苦労です。

7位 ウキゴリ  

 

ヨシノボリに似ていますが、水底にはりつかず泳ぎます。浮いているゴリ(ヨシノボリ)だからウ
キゴリ。まんまの名前です。顔は少
し面長で、鉄腕アトムとコバルト兄さんくらい違います。(わかる人がいるのだろうか?)

9位 オイカワ属 
  
     仔稚魚  

 

体長が3センチもない魚は群れですくえますが、種の見分けがやっかいです。カネヒラのように
小さくても特徴的な斑点が出ると
わかりやすいのですが・・・。オイカワ、カワムツ、ヌマムツの稚魚に関しては、区別がつけられ
るのはうおの会会員の中でもごく
少数です。

10位 ウグイ  

 

秋になるとオスは下腹が赤く染まって派手な装いになり、集団で河口をうろうろします。



⇒琵琶湖博物館
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